Boris Daenen, 通称Netsky。ランキングを勢いよく駆け上がるアップカミングアーティスト。ベルギー人というだけではD+B通は誰も振り向かないので、それだけ彼の曲が注目を浴びている。音楽シーンでも大手のレーベル数社とリリース契約を結び、すでにFriction、Hype、FabioとLondon Elektricityらアーティストに支持されているNetsky。ベルギーはエデゲン(アントワープ近郊)出身であるこの若手プロデューサーは、2008年ドラム+ベースアリーナアワーズで「最も将来が有望なプロデューサー賞」を受賞。その時の野望は2年後に評価され、2010年の同アワーズでは「最優秀プロデューサー賞」を手にしている。
気分を高揚させるメランコリーなメロディー、そしてヘビーなベース+ビートをブレンドしたNetskyの曲は、ヨーロッパで新進気鋭のニュースクールD+Bアーティストたちをリードしている。アーティストとして、そしてプロデューサーとしての彼の人気は凄く、「Smile」と 「Tomorrow’s Another Day」の楽曲にてレーベルHospitalに注目された後、スカウトされ、2009年後半にはHospitalと契約を交わした。契約後初めてのリリースは代表曲「Memory Lane」(2010年発売アルバム「Sick Music 2」収録)、続いてまもなくデビューアルバム「Netsky」(2010年5月発売)を発表しチャート1位にランクインを果たした。アルバムは全世界から絶賛されたことでNetskyはスポットライトを浴びるようになり、それ以降、注目され続けている。トレードマークともいえるフロアーアンセムとボーカルが魅力的なクラシック曲と切れ味のいい新しいジャングルサウンドをミックスした作品を発表し続け、以来、Pendulum 「Witchcraft」、Plan B、Leftfield -「Release The Pressure」、Audio Bullies 「Only Man」、スウェディッシュ・ハウス・マフィア「One」、そして最近はジェシーJ「Nobody’s Perfect」とRusko「Everyday」など、誰もが知るフロアーアンセムを次々と大胆にリミックスし、リミキサーとしてのNetskyの名を確固たるものとした。
母国ベルギーでは熱心なファン層に支持されるNetskyのスター性は、これからも期待が出来る。2012年4月6日(金)、NetskyはHospitality Brixtonで全編ライブショー「Netsky LIVE!」を決行。この時演奏したバンドを率いて、Netskyは5月に故郷ベルギーへ凱旋ツアーをし、完売となっている2日間のショーを会場Ancienne Belguiqueで行った。1月にリリース済みのデジタルオンリー曲「Give & Take」、5月にリリースされた「Come Alive」に続き、Netskyは6月末に待望の2枚目のアルバムをリリースします。ベルギー発、最高のD+B輸出品であるNetskyにとって、2012年はさらに活躍が期待される、黄金色に輝く年となることは間違いないだろう。