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Carl Cox

英マンチェスター出身のカール・コックスは、’80年代中盤より活動するDJ/プロデューサー。彼は三台のターンテーブルを操るテクニックと、テクノを軸にハウスやソウルの要素を取り入れたダイナミックなプレイ・スタイルで高い人気を集め、世界的な活躍を見せている。
 幼少の頃よりソウルやファンクといった音楽に慣れ親しんできた彼は、10代の始めにDJを開始。その当時は、ソウルやディスコ、ヒップホップなど幅広いジャンルをプレイしていた。その後’86年にブライトンへ拠点を移した彼は、アシッド・ハウスとの出会いをきっかけにDJ活動を本格化。ポール・オークンフォールドとともに始めたパーティーや、ウェアハウス・パーティーで次第に人気を集めていった。そしてアシッド・ハウスのブームが最高潮に達した、’80年代末の“セカンド・サマー・オブ・ラブ”でその人気は爆発。一躍トップDJの仲間入りを果たした。
 ’90年代に入り楽曲の制作を開始した彼は、「I Want You (Foerver)」や「Does It Feel Good To You」などのヒット・シングルを生み出した。’95年にはファースト・アルバム『At The End Of The Cliche』をリリース。この作品はUKのアルバム・チャートで22位を記録した。また同年にリリースした初のミックスCD『F.A.C.T.』は、全世界でトータル25万枚という驚異的な売上を記録した。
 ’99年には自身のレーベル、Intec Recordsを設立。これまでにレナート・コーエンやブライアン・ゼンツ、セバスチャン・レジェなど才能あふれるアーティストの作品をリリースしている。
 ’03年には、人気DJの証であるラジオでのミックス・ショー、“CARL COX GLOBAL”をスタート。この番組は世界12か国でオンエアされ、人気を博した。またイギリスのクラブ系専門誌DJ MAGの“DJランキング”では、毎年のようにトップ10圏内にランク・インするなど、不動の人気を獲得している。

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